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格闘技論R67 ローラン・ボックより強い男!
純格闘技のネタ不足の苦肉の策として、ボブ・ループ、ブロディ、猪木、ローラン・ボックと続いた昭和プロレスネタが大炎上している。
ある会社のサラリーマンからは「わが社でプロレス研究会を作ったので、ぜひ設立総会に!」と今月27日、宴席に招かれた。
また、あるまちの議員先生から「カール・ゴッチとブロディはどっちが強いでしょうか?」との一般質問がメールで届き、すぐ携帯で答弁をした。 さらに仕事の研修で、あるまちの人材育成センターの人ともプロレス談義に花が咲いた。 先日、書店で「Gスピリッツ」なるプロレス雑誌を開くと、驚くことに、「シュツットガルトの惨劇」特集を組んでいた! これは先号、私が「ローラン・ボックを見たか!」の中で取り上げたことである。 まるで、Gスピの編集者が本稿に目を通したかのような、偶然とはいえ、あまりにも連動しすぎてはいないか? 猪木はボックにヨーロッパの硬いマットに何度も叩きつけられ、脱臼していたという。
また、興味深かったのは「オランダの柔道王」アントン・ヘーシンクとの一戦も組まれていたが、馬場からストップが入り、 ルスカ戦に変更されたこと。ヘーシンクはかつて全日の常連外人だったため、猪木とやったらおそらく猪木の性格上、えげつないことをするだろうと判断したのかも。
また、あのボックさえ一目置き、頭が上がらなかったレスラーがいたという。その名はデートリッヒ! レスリングでローマ、東京、メキシコ、ミュンヘンと五輪4大会に連続出場。それだけでもすごいのに、すべて入賞しているという! 当時猪木の欧州遠征を帯同した藤原喜明は「ボックよりはるかに強かった」と述懐している。 さすがにその時はベテランの域に入り、猪木も引き分けに持ち込んでいるが、全盛時の強さはいかばかりか? 「デートリッヒがどれだけ強かったか」と議論できるのは、日本で藤原喜明とライターの流智美くらいだろう。これを読んで、今度は読者からこう聞かれるかもしれない。 「じゃあヒョードルとデートリッヒはどっちが強いか?」。
先に言っておきますけど、ヒョードルに勝てる人はいないでしょう。
(フリードリッヒ)
