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格闘技論R61 〜総合格闘技プロ・レスリング化元年!
昨年の大晦日もPRIDE一夜限りの復活やK−1で一応は盛り上がった。
皇帝ヒョードルもチェ・ホンマンをいとも簡単に葬り、相変わらずの強さを見せつけた(と思う)。
このヒョードルの強さとは、プロ野球の尺度で言えばイチロー、松坂が契約金何十億円となるのなら、「5年契約1兆円」くらいのレベルである。
とにかく無敗というのはもはや奇跡的である。
ヒョードル以外にも総合の選手で、あれだけ過酷な戦いをして感動を与えていながら、プロ野球、サッカーほど世間に認知されず、どれだけ強いかという尺度がマニアしか分からないというのはアンハッピーである。
それというのも、PRIDEの失敗が大である。
再三このコーナーで苦言を呈してきた組織体制がもろくも崩壊し、しかも内情があらわになってしまえば、スポンサーは逃げるだろう。
ソフトが素晴らしかっただけに、非常に悔やまれる。
結局プロレスといい総合といい、興行である以上、いくら応援しても永続性がない。
そこで、昨年発足した「日本総合格闘技協会」である。
まだ、何をしようとしているのか未知の部分が多いが、役員を見るとほとんどレスリング関係者である。
これを見て「五輪前にこんなことをしていいのか」「遂に興行に手を染めるのか」という不安がよぎった。
しかし、もしかすると本気も本気でやろうとしているかもしれない。
それならば、総合格闘技という不安定な名称をやめて、「プロ・レスリング」に統一する。
レスリングのプロ化である。
いずれは「プロ・レスリング連盟」の発足である。
それにはルールの改正も必要だろう。
4点ポジションの時の打撃は禁止。
そうしないと、五輪競技にはならないだろう。
膝をついている選手を蹴り上げたり、寝ている選手を踏み潰したりするシーンは残酷である。
そんなものは歌舞伎町でよく見たシーンであり、何も観客に見せるものではない。
そして国際化である。でもこれ、リングスがやろうとしていたのだが…。
結局資本力でPRIDEに喰われ、そのPRIDEはケタ違いの資本力のUFCに呑みこまれた。
やはり格闘技はこの繰り返しになるのか?次号へ続く。
(フリードリッヒ)
